いつかはユーコンへ

スタート付近の概略図

アラスカ、ユーコン川は全長約3000km、とても全部を下ることはできそうもありません。しかもずっと昔からから自然は自然のままで人工的なものは鮭をとるためのキャビンくらいです。日本では経験ができない自然があります。下ることができるのはブレークアップと言う川の氷が溶けて流れていく7月初め頃から9月初めの寒くなるまでの間の短い期間です。気候は白夜の頃は氷点下にはなりませんがそれをすぎるとかなり寒くなります。普通はカナダ、ホワイトホースで飛行機を降りてここでカヌーをチャーターし、上流、ユーコンの支流の Teslin かBigSalmon か Pelly, Nistlin へカヌーと一緒に送ってもらって何日後にユーコンのドーソンの指定場所にカヌーを置いてバスかヒッチハイクでホワイトホースへ帰る(車で7時間くらい。)のが一般的です。もちろんファルトボートを持っていっても構いません。キャンプ用品も現地で買うことができますが持っていた方がいいでしょう。 Teslin(テスリン)川は比較的簡単で川の水もきれいで魚を釣りながら川を下れます。一番おすすめのコースです。ホワイトホースから150km車で2時間の所に Jhonson'sCrossingと言う道路と川が交わり橋が架かっている所 がありここから、テスリン川のスタートです。ユーコン上流の湖(Lake Laberge)から初めても良いのですが、向かい風、漕いでも漕いでも変わらない景色、いきなりはじめるにはちょっとハードです。BigSalmon川は水量によって危険な時(倒木、瀬)もあります。現地での情報に従ってください。テスリン川は5日〜7日でユーコン川の合流地点に着きます。ビッグサーモンは Quet Lake(全長30kmくらい) と言う所から10日〜2週間くらいです。ユーコン川へ合流してからカーマックスを経由して一週間から10日間くらいでドーソンへ着きます。

カーマックスからドーソンは約400km。ユーコン川は濁って川幅は広く川幅は広く、水温は5度くらいで冷たく川に落ちると低体温症になり、危険ですが日本で川下りを2〜3回以上経験していれば、沈はないでしょう。川幅が狭くなった所にファイブフィンガーラピッズと言う瀬がありますが、水量によって瀬が大きいときもあるそうです。エスケープルート(右側)があります。現地の情報に従ってください。ユーコン本流は他のカヌーや、舟に時々会います。何日も人に会わない静かな川旅はできません。キャンプ地も地図のキャンプ適地と書いてあるところはテーブルとかイスや薪まであって、快適ですが、他の人も使います。熊は熊よけのスプレーを買って、持っていくことと、テントの中に食料や匂いのするものを入れないで、少し離れた木の枝につるす事を守れば安全でしょう。後は読みたい本や釣り竿を持って行くことをすすめます。(ユーコン本流は釣れませんが支流では釣れます。)魚があると食料が少なくなったときの不安がなくなります。気温は暖かい時もありますが、天気が崩れると昼間でも5度くらいの時もあります。真冬の装備が必要です。流速は5kmから本流は10kmくらいで一日は50km〜100km近く進むこともできますが、天気が悪ければすすめません。余裕を持って計画をしてください。
ドーソンから下流をカヌーで下ることは”クレイジー”と言われます。川幅は広く途中、川がいくつかに分かれてどこにいるのかわからなくなります。景色は変化がなく、レンタル業者のサポートも得られません。帰るのはヒッチハイクだけです。

ここまで行こうと考える人にとっては、情報を集めるのも一つの楽しみだと思います。よけいな情報は書きません。自分で情報を探し、自分でどうするか判断し、安全ならアドベンチャー的な要素が多い方が楽しみも多いと思います。その昔、店のお客さんでユーコンのファイブフィンガーラピッズを下る前に店に出したた葉書に「もうすぐ死ぬかもしれない」と書いてあったこととその後の葉書には馬鹿みたいに簡単だったと書いてあったことを思い出します。今は日本語のホームページも情報もあり、便利になった反面、死ぬかもしれないと思いながら川を下る緊張感や不安感、下り終わった後の開放感や達成感は味わえなくなりました。

バッタは異常発生すると普段食べない草や木の葉を食べ尽くして、最後には共食いをはじめると言います。食べ物がなくなって全滅しないように、少しでも生き残るために、種の保存のために遺伝子の中のプログラムが働くのでしょう。(バッタと人を比べるのは間違っていることは百も承知しています。) 人はもし都会のように過密な環境に生活するとどうなるのでしょう。(人口が増加しない様なプログラム例えば「殺し合うとか、結婚しなくなるとか。」が働く?)人の遺伝子の中にはどんなプログラムが隠されているのでしょうか。逆にアラスカのユーコンのように周囲100km以内にだれもいないところで人はどうなのでしょうか。人間の遺伝子にも隠されたプログラムはあると思います。いつどんな状況でそのプログラム(種の保存のプログラムかな?そうでないとしたら?)は動き出すのでしょうか。もうすでに動いているかもしれません。最近の新聞の暗いやるせない事件の記事を読んで思いました。
遺伝子のプログラムが完全にわかるまでは遺伝子の組み換えは止めるべきです。プログラムは単独で動いているとは考えられないのにその遺伝子を組み替えれば不都合が起こるのは目に見えています。遺伝子組み換えの大豆、トウモロコシ等は食べるのは止めましょう。

このカヌーの川下りは川下りと言うよりも、いろんな事を考える、考えさせられる旅になります。時々見せる大自然の雄大な美しさの中で、しかも夜11時頃まで明るく時間はカヌーのスピードで流れ、この状況の中では日本での普段の私たちの生活の中の出来事、悩みはどうでもよくなり、出てくる結論はあなたにとってどうなのでしょうか。画像に説明は付けません、ぜひユーコン川へ行ってみてください。一ヶ月以上の川下りは社会復帰はできません。(それがあなたにとって不幸だとも思いませんが。)
価値観は確実に変わります。
ユーコンを下り終わってからは、あなたはあなたのまわりで何があっても動じない何か動かないあなたの心の中の自信、確信ができるでしょう。 
いつかはユーコンへ!

あなたの航海の安全とご多幸を祈ります。

レンタルの業者ホームページ
クロンダイク・カヌーイング・レンタルス     http://www.klondikecanoe.yk.ca/
(リーズナブルで予算が少ない人にはお勧めです。日本語のホームページもあり、日本人スタッフもいます。)
カヌーピープルのホームページ         http://www.kanoe.yk.net/
アップノースアドベンチャーのホームページ  http://www.upnorth.yk.ca/

テスリン川

夜明け